カイロプラクティックの施術内容について

カイロプラクティックといっても施術方法も種類があるをご存じでしょうか?

当院ではガンセットシステムアジャストメントとアトラスオーソゴナールアジャストメントを

患者様の症状に合わせて施術を行っております。

 

ガンセットシステムアジャストメントとは?

カイロプラクティックでは、不調の原因となっている箇所(自然治癒力が伝わるのを妨げている神経圧迫の箇所)を”サブラクセーション”と呼びます。

ガンステッドシステムにおけるサブラクセーションの見つけ方は、施術者の主観や推測に流れることないよう、以下の5つの基準が定められています。

①Instrumentation (インストルメンテーション)

ナーボスコープと呼ばれる専用の検査器具で脊柱両側の温度差をチェックします。Nervoscopeの2本のプローブ(熱感を察知する部分)を背中から腰、そして首から後頭部までの脊椎全体にあて、すべらせるように検査をしていき、ブレイク(左右の温度差を察知し針が鋭く振れる部位)、HOTスポットと言われる部分を検出していきます。末梢神経は脊髄から左右対称に伸びているので、何も問題がなければ、脊柱左右の体温差は0.3度以内と考えられています。もし極端な温度差があればその椎骨の箇所に神経圧迫の可能性があるため、ナーボスコープの針の動きを注意深くチェックします。

 

②Static Palpation (スタティックパルペーション/静的触診)

座位または立位にて静止した状態の患者様の背骨付近を中心に慎重に触診していきます。
筋肉の緊張や盛り上がりの違い、他の組織による腫れや浮腫の有無、また圧痛(軽く押した時にある痛み)の確認、そして肌質の手触りなどの状態を確認します。ご自身では見づらい背中ですが、背骨とその周辺組織は常にたくさんのメッセージを発してくれているのです。

③Motion Palpation (モーションパルペーション/動的触診)

患者様の身体を色々な方向に動かし、関節の動き方や左右差をチェックします。神経の正常な流れを妨害してしまっていると思われる骨の可動性が減少している部位を検出していきます。

④Visualization (ビジュアライゼーション/視診)

患者様の全身の状態を前後左右から観察し、足の向きや骨盤の傾き、腰や背骨の側弯の度合いやカーブの度合い、背中の筋肉の盛り上がりの違い、肩の高さや首の傾き、歩き方や座り方などを観察します。皮膚の変色やホクロ・発疹・赤身等の有無、部分的に産毛が生えたりしていないか?といったことも、神経圧迫の大きなヒントになります。

⑤X-Ray Analysis (全脊椎レントゲン分析)

ガンステッドシステムにおけるレントゲン撮影は、一般の医院や病院で行なわれるレントゲン撮影と、撮り方や評価の仕方において全く異なります。 立位の状態(重力が身体に加えられた状態)で骨盤から頚椎までの全脊椎における正面像と側面像の画像を撮影し分析していきます。

ガンステッドシステムでは、この5つの分析方法を用いてサブラクセーションを正確に探し出していきます。レントゲンを撮影する事で、患者さんの状態を視覚で確認する事が可能となります。

レントゲンを『撮る』という事は『知る』という事。
レントゲンを『撮らない』という事は『推測する』という事。
あなたはご自身やあなたのご家族、そして大切な方々のお身体を『推測』で治療されたいですか?

ここに全ての答えがあるのではないかと私は思います。 人間にとって最も重要な『脳と脊髄』は骨格によって護られています。 大切な大切なお身体を推測で治療するものではありません。

ガンステッドシステムではレントゲン画像に独自の方法で線引きや計測をして変位の度合いを評価し、矯正すべき個所を特定します。

 

矯正には、上記の四種類の専用テーブルで必要に応じて使用します。

もともとエンジニアだったガンステッド先生が作った「三点セット」と呼ばれる専用テーブルはいずれも、脊柱に余計な回旋を加えることなく靭帯や関節にできるだけ負担をかけずに矯正できるよう設計されています。

また、HI-LO(ハイロー)テーブルと呼ばれる台は、ぎっくり腰や、股関節・膝関節等に痛みが強い患者様に無理のないよう、電動で台が動く仕様となっております。

脊柱にねじりを加えると椎間板を損傷する危険性が高まり、特に頸椎は大変危険です。ガンステッド・システムにおいては、「P(osteior) to A(nteior)」すなわち、椎骨の関節面に即して余計な回旋等は加えない、「後方から前方へ」の矯正方向を徹底的に教えられます。

更に、ガンステッド先生の教えは、矯正は必要な時に・必要な方向へ・必要な深さで行わうこととし、誰に対しても同じというものではなく患者さま一人一人その時に最適な矯正をとの考え方です。

施術の際、関節からポキッと音が聞こえる場合がありますがしないこともあります。単に骨をポキポキさせることが目的ではありませんので、ご安心下さい。

アジャストメントにおいてもっとも重要なことは、サブラクセーションを適切に正し神経圧迫を開放すること、つまり患者さま自身の治る力が全身に伝わるのを”妨げる要素をとりのぞく”という事です。ですので様々な症状や疾患に対応できます。(慢性疾患や長期服用は効果が遅れる場合があります)

 

アトラスオーソゴナールアジャストメントとは

アトラス(頸椎1番)は、頭を支える1番目の椎骨であり、名称はギリシャ神話に出てくる地球を背負うアトラス神に由来します。

脳からの神経の流れは、脊椎を伝わって我々の身体の隅々まで巡っており、アトラスはその流れを始めに受ける重要な椎骨です。

しかし、これが何らかの原因で捻じれてしまった場合、頭部の土台まわりの神経圧迫を引き起こし、身体の痛み・神経痛、頭痛、不眠症、アレルギーなど身体に様々な悪影響が現れることがあります。

人の身体は、頭を両足の中心に位置させることで重力を分散し、常にバランスを保っています。しかし、アトラスに捻じれが存在すると、脳は、頭を中心にバランスを保とうと身体の筋骨格系に補正作用(捻じれ)が働き、外見上のバランスが崩れていくのです。

「アトラスがオーソゴナルの状態である」というのは、アトラスの位置が頭と頸椎に対して90度の角度をなすことを意味します。

先にも述べた通り、人の身体は、頭を両足の中心に位置することが最も効率良く重力を分散できる状態であるため、このアジャストメント(矯正)は、正しい角度から逸脱したアトラスを水平・垂直の状態へ戻す調整となります。

アトラスの捻じれ方は、患者様一人一人で異なるため、レントゲンによる精密分析を基に、その他様々な検査でどのように捻じれているのかを確定していきます。

施術は、米国公認のアトラス・オーソゴナル・ジャパンにより認定されたカイロプラクターが行います。

無理な力を使った矯正は一切行いませんので、患者様も安心してお受けできます。

 





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